華燭の詩(天 31)

吟譜(PDF)

作者:本宮三香

(一八七八~一九五四年)( 明治十一年~昭和二十九年)・千葉県香取郡津宮村(現佐原市津宮 さわらしつのみや)に生まれる。名は庸三(ようぞう)、 字は子述(しじゅつ)、別に風土子(ふうどし)と称し、三香は号。

幼にして漢学漢詩を学ぶ。日露の役に従軍、 第三軍に属し戦場でも詩を作る。三十九年凱戦後故山に帰り悠々自適の生活を楽しむ。大正二年「江南吟社」を設立、 のち水郷吟詠会を組織し木村岳風の日本詩吟学院の講師を委嘱されるなど作詩及び詩吟の普及に力を傾けた。 作詩5千、酒と詩を愛した。昭和二十九年十二月二十九日没す。年七十七歳。

語釈

*銀燭・・・銀製の燭台・明るく光り輝くともしび。
*煌々・・・きらきらひかるさま。ひかるかがやくさま。
*鴛鴦・・・オシドリ。「鴛」は雄、「鴦」は雌