
作者:陶淵明
(とうえんめい) (三六五~四二七年) 東晋の詩人。潯陽(じんよう)「江西省九江市(きゅうこうし)」に生まれる。名は陶潜(とうせん)、字を 淵明・元亮(げんりょう)。
唐以前の代表的詩人で、世に田園詩人といわれ、酒を好み詩中酒あり。六十四歳にて 没す。靖節(せいせつ)先生と諡(おくりな)される。
語釈
*盛年・・・血気さかんな年頃 壮年
*勉勵・・・つとめはげむこと・充実した時間をすごすようにすること。
通釈
若い元気な年は、再びこないし、一日のうちの朝は、二度とこない。それ故、学ぶべき時によくつとめ励んで充分勉強しておかなければならない。歳月は人を待つ ものではないからいつの間にか、すぎ去ってしまうのである。
参考
雑詩(十二首の一)
範吟
範吟 鈴木精成